消費者金融からの借入による多重債務

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 借金に全く関係のない人達にすれば、多重債務者と言う言葉はあまりピンと来ないかも知れません。確かに収入に見合った生活をしていれば、予定外の借金をする必要がないのです。一般の方からすると、この多重債務者は仕事が嫌いで遊びやギャンブルが大好きなイメージがあるそうです。しかし、この指摘は偏見と言えるかも知れません。

 バブル崩壊後の日本はかってない程の深刻な不況に見舞われました。多くの企業は業績不振に苦しみ、支援を受けていた銀行から融資を引き上げられて倒産に追い込まれたケースも少なくありません。リストラが後を絶たないこの時期だと、給与が下がりボーナスカットになった方は解雇を免れただけ幸運だったのかも知れません。こんな社会情勢が消費者金融の拡大に繋がっていたのです。

 「借金はした方が悪い」と言われます。確かにそうですが、人は生きていく為にはお金が必要なのです。苦労して多額の住宅ローンを組んでマイホームを買った人は、経済的に苦しくなっても簡単には破産の道を選べません。破産するには財産の処分が条件なのです。この時期、遊興費で借金を重ねた人も少なくはなかったと思いますが、当時の消費者金融の急成長はこの理由だけではない背景があったのです。

 様々な理由から多重債務に陥った人の殆どは、必死になって毎月の返済をしたとしても複数の債務額を減らす事は困難になっています。何故なら、返済の為に新たな借金を作り、返済して融資枠が増えると又借り入れを繰り返す事が多いからです。何とか今月分の返済額を入金すると、金利分を差し引いた分の融資可能額を早速引き出してしまうからです。つまり、返済したとしても結局は利息分しか払ってない事になるのです。ここで改めて引き出したお金がまた別の返済に回る訳です。このような返済を繰り返していると、毎日が綱渡りのようなものです。

 しかし、この綱渡りのような返済も息詰まる時が訪れます。カードローンや一般の消費者金融の融資枠が一杯になると、次に選べる道は破産を含めた債務整理か、更に窮地に陥るヤミ金融しかなくなってしまいます。生活を守る為の借金が、生活自体を破綻させる事態を招いたと言えるでしょう。

[関連サイト]

債務整理110番

過払い金返還請求、任意整理、個人民事再生、特定調停、自己破産など債務整理の情報サイト。借金の返済相談できる弁護士事務所・司法書士事務所・法律事務所を市町村別に検索可能です。

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