イギリスの消費者金融

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 イギリスにおける金融業界は1980年代から革命が起こり、金融ビッグバンと言われました。銀行、証券、保険業間の規制緩和が段階的に実施され、投資信託を初め、保険や個人融資(リテールローン)も取り扱うようになりました。それまでの銀行は一般消費者を対象とした金融商品の販売はしておらず、一部の富裕層や企業に対しての融資、投資が事業の中心でした。しかし、経済が発展するにつれ、国民の所得が上昇したため、個人向け金融商品の販売を手がけるようになりました。また、預金に対しての利子が年々低くなるに連れて、貯蓄から投資へと資産の運用方法がシフトしていきました。1990年代の時点でイギリスの現金預金の割合は25%であったのに対し、保険、信託、年金(イギリスのは公的年金制度がないのです)の割合が52.5%を占めていました。

 規制緩和によって様々な業界から金融業界へ参入してきました。当時の大手チェーンストアのマークス&スペンサーは個人年金の電話販売を皮切りにクレジットカードの発行と決済、個人ローンと預金業務を開始しました。クレジットカードによるキャッシング業務もこの頃から取り扱われるようになりました。

 現在、イギリスで個人融資を受ける場合は銀行でローンを組むことになるのが基本です。ローンにはやはり担保が必要で、住宅ローン、カーローンといった日本でも馴染みのある融資が一般的です。日本のような個人融資を専業とした消費者金融はイギリスにはありません。しかし、銀行に預金口座を開設すると、信用に応じて借り越し機能がつきます。借り越しとは預金口座からお金を借りることができ、例えば預金が1万円しかないが2万円必要になった場合、その口座から2万円は引き出せますが、口座額はマイナス1万円となるシステムです。

 クレジットカードのキャッシングは日本と同じシステムで借りられますが、イギリスでは上限利息という法律がないためにとても高い金利が設定されているのが一般的です。

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